お花を飾るのに絶対に必要なのがハサミ。
普段、お花を切るのに文房具のハサミやキッチン用のハサミでお花を切っていたりしませんか?
お花のプロのお花屋さんでは、お花専用のハサミを使ってお花を切っています!
確かに専用のハサミでなくてもお花を切ることは出来ます。
しかし、プロが専用のハサミを使うのにはちゃんとした理由があります。
私は7年間、都内の生花店で働いていました。
お花は大切な商品なので品質をしっかり保つ必要があります。
それに欠かせないのが『お花用のハサミ』になります!
この記事を読んでもらえると以下のことが分かります。
- おすすめの切り花用ハサミ
- 専用のハサミを使う理由
- ハサミのお手入れの方法
お花屋さんで働いていたときに実際に使っていた『おすすめのハサミ』を紹介します!
それに合わせて切花用のハサミを使う理由とお手入れの方法も記事にしています。
花屋としての視点・経験を活かして記事を書いたので役に立つ記事になっています!
ハサミの他にも花屋が愛用しているお花用のナイフの記事もあります。
ナイフの記事はこちらから!
おすすめの切り花用のハサミ
おすすめの切り花用のハサミを紹介していきます。
- 坂源 ハンドクリエーション
- 岡恒 剪定鋏
坂源 ハンドクリエーション
おそらく花用のハサミで一番使われているハサミが『ハンドクリエーション』です。
このハサミは、多くの花屋やお花の専門学校・教室などで使われています。
これ1丁あれば細い茎から太めの枝まで幅広く対応する事ができます。
おすすめポイント
- プロも多く愛用
- 軽くて丈夫
- 錆びにくいフッ素加工
- カラーバリュエーションが多い
こちらハサミは多くの花屋の店員が愛用しています。
やはり多くの種類の植物を扱うので幅広く対応することが出来るのは頼もしいです!
僕は花の専門学校に通っていましたが、そこで一番最初に配布されたハサミもこちらのハサミでした。
使いやすいだけではなく、軽くて丈夫で刃の部分はフッ素加工がされていれ錆びにくくなっています。
お花を扱っていると水気が多い環境になってしまうので、少しでも錆びにくい方が助かりますね。
このハンドクリエーションの特徴として色がたくさん用意されているというのも特徴です。
ハサミは1回買ったらなかなか買い替えないので、お気に入りの色が見つけやすいのもポイント!
こちらは刃の部分のコーティングにカーボンが配合されています!
より錆びにくく丈夫になっています。
黒い方が汚れが目立ちにくいので、汚れが気になる方はこちらもおすすめです!
岡恒 剪定鋏
こちらは剪定用のハサミです。
花を切るときにも使えますが、主に使うのは枝ものを切るときになります。
枝ものも『ハンドクリエーション』で切ることもできますが、ある程度の太さになってくると切ることが難しくなってきます。
そんなときにあると便利なのが剪定用のハサミになります。
枝ものを飾ることがある人や花屋で働いている人は一丁もっていた方がいいです!
茎が細いお花をメインに飾ることが多い人は剪定鋏までは不要かなというのが正直なところです!
この剪定ばさみには持ち手の部分の長さが2種類(180mm・200mm)あります。
女性や手の小さい方は180mmの方が手に馴染むと思います。
200mmの方はよくある剪定ばさみのサイズになります。
男性やしっかり力を入れて切りたい方は200mmの方がおすすめです。
フィットカットカーブ プレミアムチタン
こちらのハサミは主にリボンやラッピング用紙、セロハンをカットするのに使っていました。
ラッピング資材をカットするのに使うハサミは切れ味が良くないと切った断面が汚くなってしまい、見た目が悪くなってしまいます。
このハサミは切れ味もすごく良く、スーッと滑らせて切ってもスムーズに切ることが出来るので重宝します!
見た目もきれいで使うのが楽しくなるハサミでした。
色も何種類もあり自分の好きな色を選べます!
プロが花用のハサミを使う理由
お花屋さんでは、ほぼ間違いなく花用のハサミを使用しています。 もちろん普通の紙を切るようなハサミやキッチン用のハサミでもお花を切ることは可能です。 しかし、花用のハサミを使うのにはちゃんとした理由があります。
そこでなぜ、花用のハサミを使うことが大切なのかを解説していきます。
- 花持ちが良くなる
- 切りやすい
花持ちが良くなる
花用のハサミで切るとお花の持ちが長くなります!
なぜなら花用のハサミは切れ味がいいです。
切れ味が悪いハサミで切ってしまうと、茎の中にある水が通る導管という管が潰れてしまいます。
導管が潰れてしまうと水が吸い上げられなくなってしまうので花の持ちが悪くなります。
切りやすい
花を切るために作られているハサミなので、当然花を切りやすいです。
切れ味も勿論ですが、掴みやすい持ち手になっているのも特徴です。
花の中には太い茎のものもありますし、枝を切ることもあります。
特に花屋で働いていくと毎日何十本、何百本とお花を切ることもあります。
何回もハサミを握るので出来るだけ切りやすくないと手を痛めてしまいます。
ハサミのお手入れ方法
日頃、ハサミを使っていくのにお手入れは必要です。
そこで日常的なハサミのメンテナンス方法をご紹介いたします。
汚れ・水を拭き取る
一番基本的なことですが、ハサミをしまうときには汚れや水滴を綺麗に拭いてからにしましょう。
ハサミを使い終わったあとに、汚れや水が付いたままにしておくとサビや雑菌が繁殖してします。
拭き取る方法はきれいな雑巾や紙などで拭いてもらえれば大丈夫です!
その際に水では落ちない汚れがあれば中性洗剤で軽く洗ってあげましょう。
消毒する
ハサミに付いた雑菌を消毒する必要があります。
雑菌がハサミの刃の部分で繁殖している状態で、茎を切ると切り口に雑菌が付着してしまいます。
そのまま、切り口で雑菌が繁殖すると水を吸い上げる管が詰まってしまい、お花が枯れてしまいます。
消毒の方法は2つあります。
- アルコール消毒する
- ライターやコンロで刃を消毒する
使ったら毎回消毒することが理想です。
ですが、なかなか毎回は難しいと思いますのである程度使ったら消毒をするようにしましょう。
専用のクリーナーを使う
長く使っていると軽く拭いたり、水洗いするだけでは汚れが落ちなくなってきます。
そんなときにあると便利なのがハサミの汚れを取る用のクリーナーです。
洗剤では落ちない汚れも落ちるので一本あるといいですね!
砥石で研ぐ
毎回、しっかりとメンテナンスをしていても切れ味が落ちてきてしまいます。
切れ味が落ちてしまったら、砥石で研ぐことで切れ味を戻すことが出来ます。
仕事で使うくらいでないと、そんな簡単には切れ味は悪くなりません!
長く使っていったら考えるくらいでいいかなと思います。
ハサミをお手入れしないといけない理由
汚いハサミや切れ味の悪いハサミで切ると植物は水が吸えなくなってしまいます。
ハサミのお手入れは、お花を長持ちさせたいなら絶対に必要な作業です。
なぜなら、汚れているハサミで茎を切ってしまうと茎の切り口に雑菌が付いてしまいます。
切り口についた雑菌は茎の中の水が通る導管を詰まらせ、水を吸い上げられなくしてしまいます。
それを防ぐためにハサミは常に清潔な状態にしておかなければいけません。
ハサミの切れ味を維持するのも大切なお手入れです。
切れ味が悪くなると茎を切る際に、押し潰すように切るようになります。 茎を押し潰してしまうと水の通り道を潰してしまうので水が吸えなくなってしまいます。これもお花の持ちを悪くする原因の一つになります。
しっかりとしたお手入れがお花を長持ちさせる一歩になるので、お手入れはしましょう!
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